秋JPDUトーナメントのスタイル変更のお知らせ

以前より議論として上がっていた秋JPDUトーナメントに関してですが、スタイルが決定致しましたのでお知らせ致します。

以下、代表からの文章となります。
—————————————-

こんにちは。JPDU代表の高柳です。

先月は秋JPDUトーナメントに関する調査にご協力いただき、ありがとうございました。皆様のご協力により、25の大学からご意見やご要望を伺うことが出来ました。役員のみでは出てこなかった考えや議論が話し合いの場に加わったことは大変意味のあることでした。役員一同、感謝しております。

また、代表挨拶や意見調査の際に、どのような経緯でBPへの変更を真剣に考えるに至ったのか分からないというご指摘がありました。その件について、説明責任を十分に果たさなかったことをお詫び申し上げます。

今日は、今年の秋JPDUトーナメントのスタイルの変更のお知らせと、その理由を説明したく、連絡させていただきました。あれから調査の結果をもとに役員の間で慎重な話し合いを重ねた結果、今年の本大会のスタイルを従来のNAスタイルからBPスタイルに変更することを決定いたしました。

NAスタイルが広く導入されてきた背景には、日本でパーラメンタリーディベートがまだあまり知られておらず、活動している大学も少なく、各大学に所属するディベーターもわずかで、NAスタイルしかできなかったという事情があったと思います。NAスタイルにも基礎を身につけるといった良さはたくさんあると思いますが、できれば世界のほとんどの大会で採用されている形式に合わせたかったものの、時代がそれを許さなかったという背景があったと理解しております。

しかし、時代は大きく変わったと思います。競技人口の全体的な増加もそうですが、近年、世界的にBPスタイルが導入されてきていることは見逃せません。米国や南アジアだけでなく、韓国、中国、台湾、香港、マカオといった東アジア諸国もBPスタイルの大会を増やしており、このままだとますます日本は乗り遅れることとなってしまいます。

より多くのディベーターが秋や冬の国際大会に出場し、ADIやNEAOには新たに参加される大学も増えました。より具体的な結果を求めるディベーターが増えたことも事実です。議論の内容やモーションの性質も国際大会に近いものへと大きく変わりました。現役世代のニーズやディベート界全体の流れは明らかに国際大会の方向へと向かっており、これからもこの傾向は続くと考えております。近年NAスタイルで開かれてきた大会の多くがAsianスタイルやBPスタイルに変更されてきましたが、JPDUはこの変化を見逃すべきではないと考えます。

国際的な言語である英語でディベートをしている以上、国内大会に留まらず国際大会に出場することは大変意義のあることであり、JPDUは一部の大学が国際大会に出場することを手助けするのではなく、より多くの大学が国際大会に出場できるよう支援をすべきであると考えております。そのためにも、主要な国内大会、特に秋JPDUトーナメントを世界共通のスタイルであるBPにすることは大きな意味を持ちます。日本以外の国と地域では夏からBPのシーズンが始まっており、秋や冬に集中している多くの国際大会に参加するうえでも、そこで日本のディベーターやジャッジが更に結果を残すうえでも、本大会は重要な位置づけを持つからです。

年を追うごとに国内外でBPの大会が増えるとともに、これからも新たにパーラメンタリーディベートを始める大学は増え続けます。BPスタイルへの変更を先送りにするのではなく、今年変更するべきという結論に至りました。これは本大会の対象となる世代の多くのディベーターがJapan
BPやBP Novice等を通じてBPスタイルに慣れていることからも、適切な時期であると判断いたしました。

調査の結果では、BPスタイルへの変更を前向きにとらえる大学が数多く見受けられましたが、中にははっきりと反対の意見をされた大学、指導者の不在を懸念される声があったのも事実です。部員の数が足りない大学、部員が減った大学があることも理解しております。そのような現状を受け、JPDU内でもBPスタイルに変更することに疑問をもつ者もいました。

JPDUとしましては、この度のスタイル変更に反対の意見をお持ちの大学の方々の声に真摯に耳を傾け、可能な限りの支援をしていかなければならないと考えております。調査で伺いました代表者の方々のご意見をもとに、具体的な支援の内容を再検討いたしましたので、このあとのメールをご確認ください。また調査では、ジャッジの提供ができないことを危惧される声もいただきました。仮に本大会のジャッジ提供基準が厳しくなった場合、今回の調査結果と照らし合わせ、ジャッジ免除等の措置も検討してまいります。

これからも皆様の声は こちらで受け付けております。どうかご遠慮なく連絡をいただきますよう、お願いいたします。

今年も例年通り9月中旬に秋JPDUトーナメントを開催することを予定しております。皆さまのご参加をお待ちしております。