THBT the music/art/literary industries should facilitate the comeback of ghostwriters/singers who blow the whistle. (R3)

恒常的な問題ではありますが、一応Contextは佐村河内問題です。他にもTVドラマ「あまちゃん」でゴーストシンガーのことが話になっていたりもしましたね。今回は、ゴーストライター/シンガーをしていたという事実を内部告発した人たちに業界はどう対応すべきかを議論していただくモーションです。

Govは、自分で申し出たゴーストライターを許すべきという議論ができます。CJSをアナロジーにして、自首による減刑の話をするのが近いかもしれません。他に内部告発をより奨励して、ゴーストライター問題を根元から解決していくという話ができそうです。また、彼らは能力のあるアーティストですから、業界にとってもカムバックしてもらえるほうが利益になるとも言えると思います。実際にどうカムバックさせるのかというモデルと、現状でいかに復帰が難しいかという部分はしっかり説明しましょう。

Oppは、彼らも共謀者なのだから許すべきではないという論理を展開できるでしょう。また、許すという行為の主体は業界ではなく消費者であり、彼らが受け入れるかどうかを決めるほうが妥当であり、業界もむしろ消費者の意見を尊重すべきという議論ができそうです。他には内部告発さえすれば助かるため、ゴーストライターを踏み台や売名行為として利用する人が増えそうだという話をして、govのゴールであるゴーストライター問題の解決にカウンターすることができそうです。現状でゴーストライターの辿る末路が悲惨であることをしっかりイラストし、それが抑止力になっているという議論につなげることも可能でしょう。

文責: Satoru NABESHIMA